老人ホームの探し方
目次
- ○ 老人ホームの種類について
- ○ サービス付き高齢者向け住宅とは
- ○ 住宅型有料老人ホームとは
- ○ 介護付き有料老人ホームとは
- ○ まとめ
老人ホームの種類について
皆様こんにちはスマイウェルです!
今日は老人ホーム探しをする上で、まずは老人ホームの事を皆さんに知っていただけたらと思いこのブログを書かせていただいてます!
我々がいつもご紹介する『老人ホーム』には大きく分けて3つ種類があります。
1つ目は『介護付き有料老人ホーム』
2つ目は『住宅型有料老人ホーム』
そして3つ目は『サービス付き高齢者向け住宅』
3つ目のサービス付き高齢者向け住宅は業界では略して『サ高住』と呼ばれる事が多いです。
簡単なご紹介図を貼らせていただいておりますが、それぞれ特徴があり
どれが良いという事はなく、
大切なのはご利用者様・ご家族様にとってどの老人ホームが合っているかという事がとても重要です!!
それぞれの特徴について簡単にご紹介させて頂きます!!
サービス付き高齢者向け住宅とは
まず初めにサービス付き高齢者向け住宅『サ高住』についてです!
サービス付き高齢者向け住宅とは、自宅同様の自由度の高い暮らしを送りながら、スタッフによる安否確認と生活相談サービスを受けられる賃貸住宅です。
外出の付き添いや食事の提供など施設によってオプションも様々で利用者側としては色んなサービスを選択することができます。
また、介護サポートが必要な場合は、様々な事業者と契約してサービスを受けることができます。
ご入居いただける方の条件として
・60歳以上の方 ※介護認定を受けていれば60歳未満もご相談可能
あくまでサ高住は老人ホームというよりはご高齢の方向けの賃貸住宅のイメージが強く60歳未満の方のご入居は基本できません。
ただし、特定疾病と呼ばれるお若くして介護支援が必要な方は通常の一般住宅での生活が難しくなる為ご入居が可能となります。
サ高住ならではの特徴
・居室内もしくは共有部にキッチンがある
あくまで定義が住宅の為、一般住宅にある設備は同じように居室内もしくは共有部に設置されています。
・住宅型有料老人ホーム、介護付き有料老人ホームに比べて居室が広い事が多い
設置基準で居室は25㎡以上(キッチンや浴室などが共有部に充実している場合は18㎡)と定められている為一般的な施設に比べて広い
※ここで豆知識! 10㎡でだいたい6畳ほどの広さです!
・受けるサービスの自由度が高い
基本的にサ高住で受けられるサービスは主に安否確認と生活相談です。
また、オプションを利用したり必要に応じて契約することで介護サービスなどを受けられます。
・建物が老人ホームっぽくない
高齢者向けの賃貸住宅ですので外観も通常のアパートやマンションに似ている事が多い為一目で施設と分かりにくい事が多いです。
・契約が賃貸借契約
マンションやアパート同じ扱いになるので契約も賃貸借契約を交わします。施設などでよくある高額な入居金はなく、
敷金として家賃の数か月分(10万~30万円)程度の敷金をお預けするケースがほとんどです。
住宅型有料老人ホームとは
つづいて住宅型の有料老人ホームについてです。
住宅型有料老人ホームは自立状態の方から要支援・要介護の方まで様々な状態の高齢者を幅広く受け入れている施設で、
介護が必要な場合は、訪問介護や通所介護などの外部サービスを利用しながら生活できます。
また、施設によって「感染性の疾患がない」「身元引受人がいる」など受け入れ基準は施設によって様々なので
私たちスマイウェルのような入居相談員にお問合せいただければ各施設の条件などを確認したうえでご提案させて頂きます。
ご入居いただける方の条件として
・60歳以上の方 ※介護認定を受けていれば60歳未満もご相談可能
こちらもサ高住と同様で老人ホームと名前にもある通り高齢者向けの施設になりますので基本的には60歳以上の方がご入居可能となります。
住宅型有料老人ホームの特徴
月額利用料やサービス内容で似ている部分もあり、サービス付き高齢者向け住宅とよく比較される施設です。
ただし、住宅型有料老人ホームが「老人福祉法29条」で定められた施設であるのに対して、サービス付き高齢者向け住宅は「高齢者の居住の安定確保に関する法律(高齢者住まい法)」の基準を満たし、都道府県等に登録された施設を指します。
そのため、居室面積や設備、提供サービスも住宅型有料老人ホームとは異なる部分があります。
サ高住は先ほど記述した通り居室面積は25㎡(条件によっては18㎡)以上になりますが
住宅型有料老人ホームの基準は居室の面積が13㎡~となりますのでサ高住に比べると少し手狭に感じることもあるかもしれません。
サービス付き高齢者向け住宅の契約方式が「賃貸借方式」であるのに対して、
住宅型有料老人ホームは「利用権方式」である点が、大きな違いとなります。
※利用権方式とは部屋との契約ではなく、施設の利用をする権利の契約になります。
介護量の変化や認知症の発症などにより居室やフロアを変更するケースがあります。
介護付き有料老人ホームとの違い
住宅型有料老人ホームと介護付き有料老人ホームは、ともに「有料老人ホーム」である点は共通しています。
有料老人ホームとは「老人福祉法29条」で定義される「常に1人以上の高齢者の入居のある、都道府県等へ届け出た施設」を指します。
提供されるサービスは、食事・介護などの生活支援サービスです。
しかし、住宅型有料老人ホームは「介護サービスを必要に応じて外部から提供してもらう」のに対して、
介護付き有料老人ホームは「特定施設入居者生活介護と呼ばれる介護保険サービスが施設から提供される前提」となっています。
住宅型有料老人ホームは入居者が必要に応じて外部から介護サービスを提供してもらうため、介護スタッフが常駐していない施設もあります。
実際には施設内に介護事業所が併設されているケースも多いですが、あくまでも外部サービスの位置づけになります。
介護付き有料老人ホームとは
最後に介護付き有料老人ホームについてです。
介護付き有料老人ホームは24時間介護スタッフが常駐し、掃除や洗濯など身の回りの世話や、食事、入浴、排せつなどの介助サービスが受けられる介護施設です。
主に民間企業が運営しており、一定の設備、人員、運営基準のもと都道府県の指定(認可)を受けている施設を指します。高級な施設もあれば低価格が特徴の施設もあり、入居費用の設定はさまざまです。
入居要件も施設により異なり、介護度が軽い方から重い方、寝たきりの方、認知症の症状がある方など幅広く受け入れています。
看取りまで対応しているところが多く、終のすみかの選択として探しておられる方が多い施設種別です。
民間企業が主に運営しており基準を満たしていればどんな体制でも可能なため、
・入居要件
・サービス内容
・強みとしている部分
がホームによって異なります。
例えば月額費用が100万円を超す高級なものから、入居一時金がかからないプランを持つ施設まであります。
医療体制が充実しているものもあれば、温泉がある施設も。
海が見える施設や、ペットと暮らせる施設、認知症の方も入居できる施設もあります。
介護付き有料老人ホームの特徴
月額費用には介護サービス費が含まれていますが、介護付き有料老人ホームの場合はこの部分が介護度別の定額になっています。
定額のため、介護度が上がった場合の費用の見通しも立てやすい事がメリットといえます。
逆に、それほど多くの介護サービスを必要としない方にとっては、サービス費用が高く感じる人もいるかもしれません。
介護付き有料老人ホームで共通して提供されるサービスは以下の通りです。
1 介護
2 生活支援
3 健康管理・医療行為・緊急対応
4 食事
5 リハビリテーション
6 レクリエーション、イベント
これは介護付き有料老人ホームが外部サービスの利用が基本的には無しで全て施設内でまかなえるという特徴からくるものです。
サ高住や住宅型であっても外部サービスの組み合わせで上記のサービスを利用することができるので
介護付きだから全てできるというわけではない事を覚えておいてください。
介護付き有料老人ホームと住宅型有料老人ホームでは、入居対象者や費用において大きな違いはありません。
しかし、介護サービスの提供体制が大きく異なります。
介護付き有料老人ホームは「特定施設入居者生活介護」の指定を受けており入居すれば
ホームに常駐しているスタッフから24時間介護サービスが提供されます。
介護サービス費は介護度ごとの定額です。
住宅型有料老人ホームで介護サービスを受ける場合は、
老人ホームとは別に個人で在宅サービス事業者と契約をする必要があります。
介護サービス費は必要な分だけ支払います。(介護度別の上限額は決まっているので、青天井ではありません)
まとめ
3施設の特徴をざっくりとお伝えしてきましたが
ここでよく誤解をされてしまう方も多いのです。
介護付き=24時間介護士常駐 → サ高住や住宅型より介護サービスが手厚い
と考えてしまう方も多いのですが、
現在運営されているサ高住や住宅型有料老人ホームのほとんどが介護事業所を併設していて
実際施設内に24時間介護士(施設によっては看護師も)常駐している形をとっているので
介護付き有料老人ホーム・サ高住・住宅型有料老人ホームの種類だけで
いわゆる介護力は変わらないということです。
どちらかというとその施設を運営している事業者の方針によって介護力が変わると思ってください。
当然介護付き有料老人ホームで尚且つ入居金数千万、月額も数十万という施設はそれだけ費用を取っている分手厚くなる可能性が高いですし
住宅型・サ高住でも事業者の方針で重度化対応に特化している施設を運営しているところもあります。
そういった施設の違いを初めて老人ホーム探しをする方が見極めることは非常に難しく、
いくつか施設を見学したとしても情報が多すぎて
本当に自分たちが望む条件の施設なのか分からなくなってしまう方もおられます。
そういったお悩みを解決するために我々入居相談員がおります。
スマイウェルの方針として、まずご利用者様となられる方の情報や家族様のご希望などを細かくヒアリングさせていただきます。
色々と聞かれるのが苦手な方もいらっしゃるとは思いますがこれは
最適な施設を提案するためにとっても大事な事なのです!!
私どももたくさんのご相談を頂き入居に向けて支援させて頂きましたが、
とりあえず営業されるのも嫌だし情報だけ欲しい、という方に
大阪府だけで3000棟以上もある施設から有益な情報をお渡しするのは困難なのです、、、
ですから利用者様・家族様に寄り添い皆様の希望、思いをしっかりと聞き取る事で
ここが合っているのではないかという施設を真剣に考えご提案する事ができます。
実際に見学された後に条件が変わることもよくありますのでその際も喜んで新しい施設のご提案をします!
高齢者を幸齢者にをテーマに老人ホームへのお引越しが少しでもプラスに働く事をモットーに
老人ホーム探しのお手伝いをさせて頂いてますので
お悩み事があれば是非当社スマイウェルにお任せください!